その名はバレット(Barrett)
前作に続いて70年末に発表した2nd。聴いているうちに、こちらまで一線を越えてしまいそうな妖しい輝きを放つ(6)などは、まさしく“狂ったダイアモンド”だ。
Syd Barrettっていう人は本当に「狂ったダイアモンド」だと思う。 狂ってるし(素晴らしい!)、ダイアモンドのように光り輝いている。 もうこれ以上の例えは無いです。 狂ったダイアモンド、狂ったダイアモンド...。
おサイケ過ぎて精神が崩壊しちゃった事そのものを素晴らしいと申し上げている訳じゃなくて、あくまでも吐き出された作品の、楽曲の内容がね、単に狂ってるんじゃなくて、光り輝いてるんです。 すごく、すごく不気味に光り輝いてるんです。
こういうのをサイケデリックと評していいのかどうかも怪しい。 兎に角、どこまで進んでも先があやふやで、どうなるのか全然予想出来ない。 特に難解なのではなくて、こういう不安定な世界を耳にすると、どちらかというと露呈される拒否反応なのではないかという風に思います。 楽曲も、不安定と言ってしまうと安易ですが、一寸触ると崩れてしまいそうな脆さや儚さが...全編ずっとなの(笑)。
サイケで言えばピンク・フロイドの1stなんだけど、その肝心のサイケを取り除いてしまった恐怖がソロ作品にはあるんで、純粋なサイケファンには厳しいかも知れないです。
あぁそうだ、不安定ではない、不穏なんだ。 全く素晴らしい作品です。





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