太陽の墓場
っていうか今回の大島渚のDVD再発って、ジャケットが最悪なんですよね。
愚連隊信栄会の会長・信(津川雅彦)は、大きな縄張りをもつ大浜組に対抗するため、鉄の規律で子分たちを使い、会を大きくしようとしていた。しかし、小遣い銭欲しさから、ヤス(川津祐介)たちは信の目を盗んで、花子(炎加世子)たちが行う、日雇いたちから血を採る商売を手伝っていた。
若き佐々木功が、歌い出すと力一杯「佐々木功」になる瞬間に、人それぞれの個性というものを痛烈に感じ、反面、佐々木功ショックが大き過ぎて川津祐介が普通に見えてしまった...。
炎加世子の大島渚作品らしい女性像が浮き上がるのが、これが3作目である事を併せてみると非常に重要なファクターである事を示します。 大島渚作品では「女」というものの存在が比較的卑下されているように見えていたのですけれども、それは矢張り比較論でしかなく、女性もしっかりと存在感を示しているんですね。
また、津川雅彦に関しては特筆したいけど面倒なので後回し。 若き日の津川雅彦は格好良いですね。
さて、本編よりも注目したいのが、特典映像に収められている「明日の太陽」であります。 1959年3月に製作されたこの映画は、劇映画監督デビュー作の「愛と希望の街」の8ヶ月前という事で、幻のデビュー作です。
内容は松竹の新人俳優を紹介するもので、7分程度のもの。 当時にありがちなミュージカル風のそれであり、大島渚の監督とは思えない程に若々しい演出。 カラフルな色使い、元気一杯な俳優達。 違和感たっぷりでこれは評価するべき作品です。
この作品で既に「大島組」を掲げていたってぇんだから早熟ですね。



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