padmacolors20
padma colorsが配布しますMac OS X用スライドスクリーンセーバーの第20弾。 第20弾なんですけど、考えてみたら欠番(いくらなんでも公開出来ないようなアイテム)があるのですいません。
随分と前の話になるのですが、「伊那市の夜」っていうお題のスライドスクリーンセーバが日本以外に住んでらしゃる方の琴線に触れたらしくて、感想メールを幾つか貰ったんです。 次のリリースに期待してるぞ!みたいな、すごく前向きな感想を。
私は思いました。 森山大道みたいな極端なレベル補正をしたのが功を奏したのか、それとも、とてもアナクロな風景が森山大道ちっくだったのか、或いは両方か。
アレは苦肉の策で、デジカメくんだりで三脚抱えて夜、駅周辺を彷徨って写せばあぁいう風にせざるを得ないんですよね。 あんな感じで極端な画像編集をしないと、ノイズを誤魔化せないんです。
そういう裏話。 別に森山大道っぽくしたかった訳ではありません。 でも結果的にはマネになっちゃったですね。 「インスパイヤ」っていうか、芸風が同じで、結局物真似なのね、アレって。
閑話休題、今回のスライドスクリーンセーバーには、これと言ったお題がありません。 ですけど、或る程度の前提たるモチベーションはありました。 上記の通りの。
こないだ出張に行ってきましてサイトの更新が止まっちゃってたんですけども、散々ばら夜呑んで、朝起きて、体に残った酒を抜く為に散歩したんです。
品川っていうとWingが懐かしい。 大昔アパレルの営業だった私は、ここに頻繁に寄りました。 もう詳しくは憶えていないけど、この品川(地番で言えば高輪)のクライアントってぇのは、そんなに売り上げが見込めない所でした。 でも、何と申しましょか、うらぶれた街の雰囲気が好きで、んで意味も無く(そういう時って山手線という環状線は便利)品川で下車しちゃったりなんかして。
城北の千住近くである島根だ梅田だ梅島だ五反野だ小菅だ綾瀬だで住んでいた私には、湾近くっていう城南は、何とも不思議な所に見えたんです。
一寸、1時間位歩いてみました。 都会も5時だ6時だわでは、建物が朝日を浴びるか浴びないかの中途半端な感じであり、そんな建物が「鬱蒼と生えている」森。 国道に走る車も、バスやトラック、タクシーの比率が多くて、前夜の騒々しい都会さ加減の残り香を暗鬱に漂わせ、全く活気がありませんでした。
国道から道を逃げて、一層に静かな町並みを嘗めてみると、缶だ瓶だコンド●ムだと、無闇な芥が不定期乍もこちらの期待通りに落っこちてて、その幾つかは写真に撮りました。 また、何気に空き地の多い事。 その空き地の寂れようなんて。
そんな空き地にも明確に住所がある。 具体的に空き地には囲いがあり、住所表示が明示されているのは都会ならではと感嘆なる不思議さが、最早田舎者と下った私にはあるのですけれども、その辺多少は昔を思い出したところでもあります。
面白いと思えるもので、都会者は田舎で感慨に耽り、田舎者は都会で感慨にむせ、都会者であった田舎者は都会の移ろいにうんざりとしながらも、空き地の存在に驚く。
空気が濁ってた。 その濁りに塗れてうっすらと自分がこのスライドセーバに写ったようです。



