イン・ハー・シューズ
その奔放さを、そしてその奔放さから出る強烈なスマイルを目当てにしてこのキャメロン・ディアス主演の作品を観るのであれば、それは少々肩透かしを食らう羽目になる事うけあい。
ですけれどもそうじゃなくて、キャメロン・ディアスのもっと別の魅力(演技力)が堪能出来るという面で、この作品は私の期待していた以上に面白かったです。
30歳目前にして自分にぴったり合う靴が見つけられず、裸足でさまよい続けている……この映画のヒロイン、マギーはそんな女性だ。弁護士として活躍する姉のローズとは反対に、キャリアも資格も学歴もないマギーが、たったひとつ人に誇れるのは、グラマラスなルックスだけ。だが、若さの賞味期限はそれほど長くない。そのことに気づいたマギーは、遅まきながら自立の坂道を登り始める。よろめき、つまずき、傷ついて、自分のみじめさを噛みしめる日々。その間、唯一の理解者だったローズと対立し、完全に居場所をなくしてしまうマギー。そんな彼女が向かったのは、最近まで存在さえ知らなかった祖母の住むフロリダ。
洗いざらしのスニーカーが似合うこの土地で、マギーは今まで知らなかった本当の自分と出会うことになる——。
「女優」としての演技力が発揮されたこの作品の中でキャメロン・ディアスは難読症を演じています。 結果これは克服されて効果的なラストを飾るのですけれども、克服出来るの?そもそも難読症って。 もし出来るんであれば、難読症の方はこの作品に勇気づけられる筈。 それと、老いても尚シャーリー・マックレーンは強力であります。
また、前半のメインであるフィラデルフィアを暗色系に、そして後半のマイアミを明色系に分ける事で、出演者の心理を上手に切り分けて、とても効果的で印象に残ります。
キャメロン・ディアスのバディがどうこうっていうのはどうでもよくなるような、作品として評価されるべき作品でありました。 おすすめ。





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