「飛行中、韓国着陸と認識」よど号の元副操縦士
しかし、江崎さんは、軍事境界線の38度線をわずかに越えた北朝鮮の領空内で、韓国への着陸を意識した。急接近してきた戦闘機の尾翼に、韓国籍を示すマークがついており、その操縦士が親指を下に向けて「降りろ」というしぐさを見せたことから、「韓国に誘導してくれるのではないかと思った」という。
日本初のハイジャック事件で行き先が平壌っていうのも、海を越えて隣の(隣の)国だとはいえ、国交があるでもなく、何も不穏な国だってぇ事で、しかも機内に持ち込まれた地図がしょうもないものだったていうあたりを総合し、おまけに35年も前の話でありますから、操縦士は大変だったろうな、って思います。
でも、私があれこれな書籍を読んだのと、今回の情報公開並びに関係者の証言とで、やっぱりっていうかなんていうか、食い違いがあるんですね。
スクランブルをかけた戦闘機に、韓国籍を示すマークがあったっていうのは初めて知りました。 読んだ話では、国籍不明だったって。 でもまぁ、戦闘機に先導されたら従うより他ありませんし、何せ38度線境界付近ですから。 当時アジアで1,2を争う位の危険地帯ですものね。
...ということは、韓国の戦闘機はこの時、38度線を越えて旅客機を誘導したのか。
ただ、「機長の自発的意思」とした外交文書の見解については、「乗務員の判断で韓国着陸を決められるような余裕は全くなかった」と否定し、「極限状況の中で上空にいた我々と、下にいた人たちの間では、認識にズレがあったのだと思う」と話した。
韓国の外交文書の見解は確かに妙。 ハイジャックされた旅客機の操縦を犯人が行ったならばどんな無茶も想定さえようけれども、正規の操縦士が(ハイジャック犯を含めた)乗客の命を守るべく操縦しているんだから、一番考えたのは「どこに降りるか」ではなく、「どこでもいいから降りる」だったのではないでしょうか。 それに、初めてのハイジャック経験で、それこそ前例が無い経験なんですから、自発的意思云々っていうのは些か無理があるように思われます。
っていうか、全部アメリカの意向だったんでしょ?って私は思ってます。




