アイランド
2019年。一部の裕福な人々は、自分のクローンを作り、重病になると彼らから内臓を移植してもらえる…。近未来に起こりそうなクローン問題を扱った一作。自分がクローンであると気づいた主人公リンカーンが、隔離された居住空間からの脱出を図る。ハリウッド製のオリジナルストーリーとしては、屈指の面白さになっている。
「屈指の面白さになっている」って解説している。 屈指かどうかは難しいけど、面白い事は確か。 正直そんなに面白くないかと思ってて、アカネがススメたのと、前に何かのDVDを観た時にやってた予告編が「ちょっとだけ面白そうかな?」っていうだけで観たのが功を奏したのか、なかなかに面白かったです。
近未来であぁいう雰囲気だと、お約束な管理社会・全体主義的な展開の映画かと思いきや、その部分は確かにあるにはあるんですけど、思いっきり引っ繰り返されるところに意外性を見て取れます。
確かに、確かに無理の或るディテールは多かった。 純粋に歪んだ記憶を植え付けられた16歳程度の人間2人が、実社会に出て逃亡しちゃえるのは、随分強引ではありました。 が、そこを無理矢理寝技で絞めちゃえるのが本来のハリウッドの持ち味であり、醍醐味です。 こうじゃなくちゃダメだよハリウッドは、っていう部分が大きくて、結果観終わってスッキリするんですよね。
私はハリウッドにこれを求めているんです。
近未来がもう近未来とは言えなくなってしまった現在、セットを含む設定が或る意味「理想の近未来」を大幅に超越して「必然的理想の近未来」を確信的に提示しているのが、映像の綺麗さ(というかフィルタリングだったり補正技術の素晴らしさ)と相まって、最早シュールではなくなった事を思い知らされます。





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