さよなら、さよならハリウッド
ウディ・アレン監督作で、彼が自らをパロった監督役で主演。アカデミー賞2度受賞という過去の栄光にすがりつく映画監督という、かなり自虐的な役どころだ。再起をかけて新作を撮り始めた彼を襲うのは、原因不明の失明の危機。その事実を隠して新作を撮り続けるというのだから、爆笑&苦笑のギャグが満載というわけだ。『アニー・ホール』などアレンの初期作品を思わせるドタバタのノリを、久々に満喫できる作品でもある
女性を前に何かを訴えているように手を出しているのは、「見えた!」ってところで、シーンで言うと本当に最後の方。 このシーンから展開が素っ気無くなってしまい、早い話がやっつけ仕事になってるんですが、それを私は誉めてます。 うん、ここはこんな程度で良い。 オチもあれで良いです。 よくあるハリウッド映画みたいに大どんでん返しで「いつこの映画は終わります?」状態になるより、こういう潔さが見ていて心晴れます。
もう70歳なんだもんね、ウディ・アレン。 昔みたいにブレーキ壊れた状態だったらどうかと思うし。
でも内容は結構ブラックです。 映画撮影の舞台裏。 映画の撮影前の舞台裏。 それらを大上段に斬り崩すのじゃなくて、ちゃちゃと小山を作って砂の城を作り上げちゃう小手先の器用さが十二分に出ていて、面白かったです。
もうね「どこが面白い部分なのか目を凝らして瞬きなんかしないで見る、見切る!」みたいな気合いを入れ過ぎて観るとつまんない。 もっとリラックスしてリラックスして。
私が笑ったのは、冒頭の方で、別れた妻(今回の大きな仕事をくれた)をバーで会話するところ。 紳士的に話していたウディ・アレンが突如豹変して悪態をつきまくる。 その切り替えがスムーズ過ぎて神業で笑う。





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