貧乏神神社に行きました
先日予告した通り、長野県は飯田市にある日本一珍しい神社「貧乏神神社」に行って参りました。 本来であればしっかりとした事前調査のもと、取材体制を固めて臨むべきであったのですが、残念ながら当方二人の体調不良、並びに「貧乏神神社をナメてかかっていた」事により、写真中心であれこれ紹介させていただく事とします。 予めご了承下さい。
ちなみに神社には公式サイトがあり、上でリンク致しましたので是非ともそのナイスでチープな世界観に酔いしれて下さい。 くどいようですが「そのチープ感に酔いしれてくれ!」。 理由は後で分かる。
そうそう、貧乏神神社が日本一珍しいとされるのは、その名前っていうよりも、御神木をヒットしてキックするっていう信じられないお参りの方法に因るところです。 いや、ともあれ行ってきたよ。
いやあのね? 先に申し上げておきますと、すごく胡散臭いものを感じていたんですよ、最初は。 だって公式ページはどう考えたって個人が片手間以下に作ったようなもんだし、お参りのコンセプトといい、これを胡散臭いと言わずにどうするのや、っていう話じゃん。 普通はさ。
一番最初の写真。 幟旗が神社の近所だけじゃなくて、結構遠くの方にも掲げられていたんで、大体の場所がわかれば問題無く到着すると思います。 一応申し上げておきますと、飯田インターを出て左に曲がりますと、坂を上っていく感じで、言い換えれば「インター出て左に上る」。 するとすぐに交差点になります。 この交差点は信号機が「え?錯覚か何か?」って位にデカいので、先ずはそれに度肝を抜かれます。 この時点でまだ「貧乏神神社」臭はありません。
交差点は直進します。 どんどんどんどん上っていきます。 どんどんどんどん上っていきます。 そうしますと農免農道っていう道と交差するんですが、それまでは横道と交差する事はなく、随分上った後にやっとこさ交差点(信号はありません)かよ、って感じ。
それを左に曲がります。 またもやどんどんどんどん進んで下さい。 多分5分位だと思いますけれども、「どこに行くんだろう?」って位長い時間が経過すると思われるかも知れません。
すると、左側に幟端があります。 でもここじゃない。 もう一寸進むと右側に幾つかの幟旗があります。 そう、ここでっす!(写真左)
車どうしよう?って最初は思いますが、そのまま境内に入ってください。 いや、境内っていうか、敷地内に入って下さい。 玉砂利じゃない普通の砂利が敷き詰められた境内を進みますと、つきあたりが社殿(写真右)。 公式サイトでは緑豊かな時期の、参拝者がバスでやってくる素晴らしさですけども、当方の参拝時は誰もおらず、緑無く、風吹きすさぶ有り様で、心持ち寂しいものがありました。
社殿はこんな感じ(写真左)。 手前には、まさに「踏んだり蹴ったり」なご神木が。 右には超判りやすい的があります。 後は...もういいだろう、説明は。
社殿の左側には、壁に仕切られて大明神がございます(写真右)。 これを見ると「オー、ジャパニーズ・ジンジャー」って思うと思うと思うかもよ。 少なくとも私は思った、あぁ、神社だったのよね、って。
あ、あのな、言っておくけど結構狭いんだよ。 大明神の写真だって、18mmの広角レンズをもってしても相当に下がって下がって壁倒しちゃうんじゃないかって位下がってもこういう風にしか撮れなかったりですもの。 社殿と大明神と併せて十坪(とつぼ)位なんじゃないかなぁ。
左の写真は大明神(銭神さま)と社殿を仕切る、例の壁。 何か沢山貼ってあるんだけど、写真撮影に熱中するとバリバリとこれらをはがしてしまうかも知れないので注意が必要です。
右は売店。 いきなり売店があって、んでその右に大明神があり、奥の角に社殿がある、っていうレイアウト。
社殿の前で呆然としてると、祭主さんが厳かに登場されます。 この時、一瞬空気が変わります。 冗談みたいに聞こえるけれど、本当に空気が変わったのは他に参拝客が無く、なんか風吹いて寒いし、祭主さんも気合いが入ったからなんだろうと思います。
祭主さん、登場していきなり「そいじゃー叩いて蹴ってねー!」ってはなりませんで。 先ずは貧乏神神社についての説明と、参拝方法の説明をしてくれます。 話の内容は非常に興味深いので絶対に一言一句漏らさずに拝聴しなければなりません。 要は、貧乏神神社は日本一珍しいんだ、と。 ご神木を叩いて蹴るんだよ、と。 3回なのは「散々」に引っ掛けてるんだよ、と。 んで、実は叩かれるのはご神木じゃなくて、参拝者自身なんだよ、と。 そんな他力本願ではなくて、自発的な、能動的な生活態度が求められるんであって、それを貧乏神神社で覚えて行ってね、って事だと思います。
が、その時! 突風が社殿内を吹き抜けたんです。 本当に突然の風! 演出かと思った位にナイスなタイミングで、ダレきってしまった当方の気合いは入り直され、目にゴミが入り直され、ご神木の前に我々が踏んだり蹴ったりの予感....
ゴメン、ちゃんと聴いていなかったんだよ、俺。 だって、いきなり説明が始まっちゃうからアカネなんてそのままフリーズしちゃうし、こっちはこっちで「俺はいつ『写真を撮っても構いませんか?』って言えるんだろ?」とかばっかりしか考えていなかったし。
もうね、写真を撮りたかったんで、それを言いたかったんです。 許可を取りたかったんです。 でも言い出すきっかけを祭主さんは出してくれないんですよ。 だので結局説明を全部聴いたんですぅ。 この間の写真が無いのはこの為です。 それとね、祭主さんが時より放つギャグが面白くもなんともなく、ダレてしまったのも写真撮影を忘れさせる原因の一つだったかも知れません。
じゃ、いってみようか!ってな合図と共に、参拝しました。 ご神木を叩く木っていうのがあって、それをバント形式で(って祭主さんが教えてくれた)で叩く叩く叩く。 ご神木を足の裏で蹴る蹴る蹴る。 そして的に向けて「出てけ!」と豆を投げて終了。
正直笑った。 正直笑いました。 あまりの安易さと分かりやすさに。 でも、それだけストレートに理解出来る点をもっても、貧乏神神社は神社として成立しまくっているだけでなく、もう忘れられない印象を残します。
最初の説明の時に、貧乏神神社を知ったきっかけと訊かれます。 「インターネットです」って言うと「なんで?」って半分怒られたかのように訊かれますので、おどおどしないように(←実は私、気が弱いのでここでオドオドしてもうた)。 この「なんで?」っていうのは「どのサイトで見たの?」って事ですので「パドマカラーズってサイトで紹介されてまして」とか何とか言えば良いかと思います。 私なんて動揺しちゃって、理由を訊かれたかと思ったものですから、「あ〜私実はインターネットのホームページを持ってまして、んでちょっと取材なんかしちゃいたいな〜とか思いまして」とか何とか、全然話の通じない事をべらべら喋っちゃったんだもんね(はぁと)
入場料は100円。 この他に参拝後の御布施っていうの?参拝料っていうの?を払います。 こっちをどの位払うか、って話もあるかと思います。 今回はアカネが払ってくれたんで、後で訊いてみますと「え?100円だけど?」との事。 ですので入場料が2人分で200円。 参拝して(二人で)200円。 合計400円だっちゅー結果です。
いやぁ、祭主さんも400円の為にあれだけやってくれただなんてねぇ...あぁ...。
参拝終わると「災禍転福極意書」っていうA5位の紙をくれます。 あれこれ書いてあって、ちょっと面白いので帰宅したらどっかに張って置くと良いでしょう。
いやはや、胡散臭さ爆発だった貧乏神神社だったですけども、参拝してみますとその胡散臭さは結局私の問題だった事が思い知らされました。 えぇ、胡散臭いのは今でもそうなんですが、こればかりは貧乏神神社の問題ではありません。 この日本一珍しい神社は案外にあっさり味ではあるんですけど、行って見る価値はあるかと思います。
あ、貧乏神神社の為だけに飯田市に来るのはどかと思う。 他に用事を作って「おいでなんしょ」





