アトミック・カフェ
ジョージ・W・ブッシュの従兄弟で、マイケル・ムーアが師と仰ぐケヴィン・ラファティ監督作。原爆、反共にまつわる1940~50年代のニュースや広報フィルムを通し、アメリカのプロパガンダ戦略を見せるラジカルなドキュメンタリー。
この「マイケル・ムーアが師と仰ぐ」という部分を削り取ってしまいたい。 今やマイケル・ムーアという特殊なステレオタイプが目に耳にこびりつくとウザくてしょうがない。 と、言いつつ観てしまったのは、なんだかんだ言ってもこの映像自体は時軸的にマイケル・ムーアと関連性が無いと納得したからです。
内容は上記レビューの通りですが、ナレーションが一切無く、編集の妙で一気に見せてしまう力作。 先の大戦で日本に投下した原子爆弾から何かが崩れ始め、反共というよりもモロに「反ソ」、そして「冷戦」という構造の中で、アメリカの政府が国民すら欺いて自分達の都合の良い方向へ話を進めていく様が見て取れます。 死の灰を浴びて髪の毛が抜けても、それは一時的な事なんですぐ生えてくる、とか、勿論放射能を浴びても死ぬ事は無い(その対比で、熱や爆風で先に死ぬだろう、なんて)とか、核爆弾による爆発が起きたら...その場で隠れる!みたいな嘘も休み休み言えよ!っていう宣伝が映像(広報フィルム)をもって喧伝するのでありまして、いやこれを信じてしまう当時の人々は本当に可哀想。
史上最悪の情報操作だったんだなぁ。




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