In-A-Gadda-Da-Vida
1968年にリリースされたIron Butterflyの2ndは、LPで言うところのB面にあたる部分がタイトルトラックの「In-A-Gadda-Da-Vida」1曲のみっていう潔さが笑える怪盤です。 B面1曲17分、みたいな。
音的にはサイケで、オルガンがドアーズっぽいんだけど、それは単に楽器が同じなだけ、って話もあります。 当然東洋的アプローチもありのサイケサイケしたサイケでありまして、「B」って文字に過剰反応しているのではありますが、B級サイケの最高峰かも知れません。 あぁなんて如何わしいんだろう、Iron Butterfly。
A面は普通の...いやB級の...サイケで、かなり良いと思います。 特にギターのリフが新しく、それ目当てに聴くのも吉(そのギタリストErik Brannさんは当時10代の美少年で、サウンドとルックスが全然合わず、笑えるんだかグルーサウンズの先駆けなのかよくわからない。 尚、Erikさんは差2003年に死去されてます、合掌)。 このA面の雰囲気でアルバムを通してくれさえすれば、或いは名盤に成り得たかも知れないのを、悲しいかなB面にIn-A-Gadda-Da-Vidaが鎮座坐すのでありまする。 わははのは。
で、このIn-A-Gadda-Da-Vidaって曲が曲者で、17分あって中間にはドラムソロまであるっていうワケワカメさ。 ドアーズの「ハートに火をつけて」あたりを連想すると相当に失敗しますので気をつけなければなりません。 曲中のソロパートに関連性を統一性と意義が感じられず、なのにちゃんと構成してあるという不思議さがドロドロのサイケならではであり、後に続くプログレへの掛橋的楽曲とも言えます(良く言えばそうなり、悪く言えば未完成)。
ボーカルが濁声なのは、後のヘビーロックを彷彿させて興味深い。 でも夏の暑い時に聴くのは苦しい。




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