曼陀羅
...不思議な事に、当サイトで「実相寺昭雄」というキーワードで検索しても一向にヒットしませんでした。 観ている筈なのに...と、アマゾンで検索し、リストを眺めてみると矢張りそこそこに観ている。 何故今までエントリーしなかったのだろう。
実相寺昭雄作品と申しますか、事この作品に注目しますと、先ずストーリーについては現代において荒唐無稽で、それと言うのも60年代末~70年代初頭の新左翼的観念主義の固まりで、余程腰を据えて観ないと非常に詰まらなく感じます。 がしかし、ストーリーはそんなに重要ではなくて、真髄はどうしたってその映像美に尽きます。 まるで教科書的なカメラアングルの特殊さ。 超広角レンズを効果的に用い、徹底的な被写体の非被写体化或いはモチーフ化を果たしたのには脱帽であります。 ここには最早話の流れは矮小な存在でしかなく、パラドックスが見事に映像化されております。 しかも印象強く!
でも、何故か今までエントリーしてこなかった。 それは多分こういう事なのでしょう。 映画としては異端過ぎて今の私では理解出来ない。 映像としてならばその芸術的美しさを理解出来る。
毎日せかせかしながら生きている今の私では、実相寺昭雄作品は難し過ぎるのかも知れません。





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