レディ・ジョーカー
大手ビール会社の社長(長塚京三)が誘拐された。犯人は「レディ・ジョーカー」と名乗る5人(渡哲也、吉川晃司、大杉漣、吹越満、加藤晴彦)のグループ。身代金は20億円。犯人と被害者、それぞれの思惑の中、やがて社会的強者と弱者、差別する側とされる側などの問題が浮き彫りになっていく...。
原作(上/下)を読みたかったんだけど、金銭的な理由ともうひとつ、高村薫さんの著作はある程度連続した時間と気合いが無いと、こう...読んでいて「入り込めない」深さがありますので、なんだかんだで読んでいなかったんです。
それを踏まえ、前評判が高かったような気がする(レンタルDVD屋さんの陰謀?)このDVDを観た訳ですが、映画自体が上記の「入り込め」無さを見事に露呈する形となってしまい、凡作に終わってしまっており非常に残念であります。
もう、原作読んでいなくとも「あぁ、原作はもっと作り込まれていたのに、映画化にあたってバサバサとカットしていった為にこんな中途半端になってしまったのだなぁ」と思わせる程であります。 はっきり言って何もかもが中途半端に見えてしまいました。 途中、まさかこのままのペースで進んで行き、落とし所も無いままに映画が終わっちゃったりして...なんて思ったのですが、まさにその通りになってしまい、アカネと二人、ベッドから転げ落ちてしまいました。
映画化する必要ががあったのか。 このような形での映画化に無理があるということを事前に認知出来なかったのか。 3部作とかに出来なかったのか。 悔やまれます。 坊主憎けりゃ袈裟まで憎いではありませんが、原作は単行本の、それもセコハンでいいや、っていう気にすらなってしまいました。
それにしても吉川晃司さんの演技は注目に値します。 何だあの怖い薄ら笑いは。



- link -