大冒険
クレージー・キャッツ結成10周年を記念して製作された、人気コメディ・シリーズ第4弾。ニセ札偽造団と警察のバトルをギャグ満載で描く。
私の好きな色合い「総天然色」で織りなされる大昔の東京の風景を楽しむためだけに観たような気がしないでもないですが、映画としてはどうなんだろう、つまらないと言えばそれまでだけど、面白いと言えば面白い。 なんとも中途半端な感じ。 「ハチャメチャ」っていうニュアンスであり、ギャグが取り立てて面白い訳ではありません。
全体にあるのは、豪快な笑いと東北弁。 豪快な笑いっぷりは植木等さんだけではなく、そこかしこで豪快なのですから笑ってしまいますが、観ている側の体調が悪い時は「ついて行けない」。
東北弁がやたらと耳につきます。 時よりどういう台詞を喋っているのかわからず、それでも当時は東北弁バリバリでも聞き取りが出来る程にポピュラーなものだったのか、聞き取れなくてもいいんだという開き直りにも似た設定の無理やりさ、または地方対都会の構図を浮き出させたかったのか(理由はわからない)。 そう言えば後にドリフターズの加藤茶さんが東北弁(学生であったり退役軍人であったりしたけど、牛乳瓶の底みたいな眼鏡をしている)ネタをしてまして、一種の系譜的なものなのかも知れません。 しかし今はこのネタ、廃れてまして、その分時代を感じさせます。 んでもって台詞は聞き取れねってんだよ!
東京の原風景がここにはあります。 これが渋谷なのか〜、みたいな驚きが味わえますし、河原(しかも下流なので川幅すごいことになっている)で馬を洗っていたりとか、東京どころか今やどこでもやっていないような事がこの映画の中に収められております。 やや、もしくはこれは映画の設定だけなのかも。
ともあれ、牧歌的な風景と豪快な設定のギャップが激し過ぎて、今や私にはついていけないような過激な作品でありました。




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