Collapsing
ドイツ・ロック史上,かなり特異な活動をしていた異色集団が69年に発表したセカンド・アルバムがようやく世界初CD化に。様々な音の断片にエフェクト処理を施したりコラージュを多用して作られた過激な静けさには,根源的の音のカオスが渦巻いている。
(註:95年当時のレビューと思われ)
邦題が「崩壊」と言いまして、直訳なのが笑えますけれども、もっと笑えるのが「恍惚万歳」ってぇので、いややっぱり笑えない。 訳す必要がどこにあるのか問いたい気分です。
さておき、アモンデュール(Amon Duul)についてはあれこれこれまでエントリーした気がしますが、ジャケット的に超有名になったオリジナルAmon Duulの1stとか、Amon Duul IIの印象が強く、それら以外の作品について当たられる事が少ないのですけれど、質的に劣る事はありませんでして、必聴と言えば必聴なのでありながら、何枚も揃える必要があるのかと問われれば微妙。
混沌と申しますか、或いは狂気じみた作風であればオリジナルAmon Duulの場合、この2ndに軍配が上がると私は思います。 録り貯めたセッションテープを編集する手法は当時のドイツにおいて、Amon Duulと共にFaustが有名なところでありますが、どちらも2ndが肝であります。 更にどちらも黒ジャケットであり、何かにつけて比較されているように思われます(知りませんけど)。
Faustが2ndでズブズブの泥沼ポップスを呈しているのに比べ、Amon Duulは1stでのテンションをそのまま、いや一層上げている部分が聴き逃せません。 とは言えどちらも一般的な音楽では無く、聴く人を選ぶ過激さを持ち合わせてます。
ちなみに私が持っているのは盤起こしのブートであります。 本来この2ndは11曲が収録されているんですけど、手持ちのブートは13曲入りで、最後に2曲、「Eternal Flow」と「Paramechanical World」なるシングルからのボーナストラックが収録されております。 現在この2曲は3rdである「Para Dieswarts Duul」にボーナストラックとして収録されているようで、曲調からもこの体裁が一番良いのではないかと思う次第です。 この3rdが大変な作品で(今CD棚を探しても出て来ない...)、憂鬱を絵に描いたようなダウナーフォークの名作で、これもオススメ。
でも一般的にはオススメ出来ない逆説。




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