Piper at Gates of Dawn
ピンク・フロイドと申しますよりはシド・バレットさんのソロ作品みたいな趣。 私はあまりピンク・フロイドを聴きませんけれども、これだけは好きでよく聴きます。
一言で片づけてしまえばこれはサイケで、サイケ以外の何物でも無いという。 収録曲はおろかジャケットに至るまで、摩訶不思議な、とか、薄気味悪い、とか、サイケを言い表す言葉そのものがこの作品であります。 ピンク・フロイドには「狂気」という邦題の作品もありますが、こっちの方が全然狂ってまして、ギラギラの太陽の下で焼けつくようなアスファルトの上でじりじりとしなければならないようなシチュエーション下でこれを聴いたならば精神の保証は致し兼ねる、っちゅー感じ。
曲も、サウンドがどうのこうの以前に構成としてかなりに破綻しているような気がしてなりません。 で、その上更にサイケな音付けですので始末に負えません。 物凄くカッコいいです。
メジャーバンドというタームと作品が孕むサイケの凶暴性とを両手に乗せると、この作品がいかに突き出た存在であり、分かりやすいサイケの定番であり且つ普通の人には全然オススメ出来ない危うさを、重みとして感じてしまいます。
名盤。






