S.F. Sorrow
私が持っているのは13曲入りで、CDなんだけど一応「オリジナル」と同じ体裁な模様ですけれど、今売っている輸入盤はボーナストラックが4曲入って17曲入りだし、国内盤はなんと20曲入りでイケズ。
PrettyThingsはイギリスのバンドで、何枚かアルバムを出しております。 私も以前は何枚か持っておりましたが、今や手元にはこれだけ。 ガレージ系ともサイケ系とも、はたまたこの作品は巷において「初のロック・オペラ」という事でWhoのトミーよりか早い!みたいな事も言われておりますけれども、そういうのは抜きにしても名盤の誉れが高いです。
無論、現在と比較するのは不毛かとは言えますが、この作品は結構「荒っぽい」。 シャウトの仕方が同時大流行していたビートルズの人にそっくり(クリソツ)なのは時勢故として許すも何も「味」として今や熟成の度合いを感じさせざるを得ません。 また、簡単にガレージ系だのサイケだの言いましたけれども、完成度が高いのでポップに聴こえてしまいます。 これは素晴らしい事でありまして、門戸を開いているところからも正に入門編的作品です。 但し、入門編つったって生易しくはありませんので安心して下さい。
白眉は5曲目の「風船は燃えている(Balloon Burning)」。 曲の持つ危機感だったり疾走感だったりが、歌詞と相まって一度聴くと忘れられなくなります。 特に間奏の緊張感は、強いて言えば「ガレージ系の傑作」とも言えましょう。 昔こんな曲があったのか!という驚きと、今こんな曲が無いのか!という空しさが同時に去来します。
私はなんで日本国内でこの作品がキチンと評価されないかと、とても疑問に思う傑作です。





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