大草原の渡り鳥
小林旭がカウボーイスタイルで「ハイ・ヌーン」まがいの決闘を繰り広げる無国籍アクション。北海道にやって来た滝伸次。土地のボス・高堂はアイヌ部落が広がる地域を観光地にしようと目論んでいた。アイヌの人々の生活を守るため、滝は立ち上がる。
「無国籍アクション」っていうのは、冒頭いきなり「釧路だっ!」とか「アイヌの皆様」とか、そういう方面での特定に対して突っ込んで良いかどうかを許す許さないの話では決してありませんでして、その意味で言えば「なんで滝さん、馬乗ってるのかね」あたりで十分なのかと思ったりしますが、それは昔のこういう映画に向かって突っ込むのは天に唾吐くようなものですから、何と申しましょうか不粋です。 だって1960年だものね。 相当ぶっ飛んでますよ、この作品。
で、このテの映画は通常、アカネが居ない時に一人で観るのではありますが、総天然色(大好きです!)だし、台詞も聞き取りやすいので敢えてアカネも一緒に観てもらったです。 そしたら結構楽しんでくれまして何より。 どう見ても熊なのにパンダと言ってきかない、本当に聞き分けの無い女性なんだと再発見もしましたが、それはそれで一興であります。
出演されているのもお馴染みの小林旭さんを筆頭に、ライバルとして宍戸錠さん、ヒロインに浅丘ルリ子さん、敵役に金子信雄さんと、定番中の定番とでも言えば良いのでしょうか。 ものすごいキッチリしたパッケージでお送りしてますから、ダメな訳がありません。 いきなり酒場へギター弾きながら入り、「アキラのソーラン節」を歌おうともへっちゃらです(但し観ている側で腰抜かします)。
この作品は「渡り鳥」シリーズの中でも一番訳の分からない作品だっていう評判を聞きつけて観てみたわけですが、さほどメチャメチャではなく、結構ちゃんとした「不思議さ」で一気に楽しめました。 これだったら他のも観てみたいと思わせます。 ともあれモノクロじゃなく、総天然色ですから。 とても宜しい。




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