ションヤンの酒家
最近は矢張り韓国、っていうか、韓国モノが幅を利かせておりまして、勿論良い作品もありますけれども、流石にそういうのばっかりではありませんですから、どう考えても駄作っていうのだって妙なコピーを付けられてさも名作の冠を被せられて陳列されておる今日この頃なのではございますが、一寸思い出してみると、その前は香港モノがそんな風でありまして、まぁ韓流ってぇのもうまい具合にブームに乗ったな、なんて言えばブームになる相当前から韓国通であったアカネさんにライダーキックされて当然だったりもします。
香港/中国の映画はここのところ、padma colors的には鬼門であります。 いっくら巷で評価されていようとも、今一つなものは今一つでありまして、それが安易にブームに乗らない・乗らされないと言えば話は簡単乍も、その実頭が堅いだけなんじゃないかと反省しないでもありません。 でも今一つなものを無理矢理に良い作品だとは言えません。 これは譲れない、って話です。
『山の郵便配達』のフォ・ジェンチイ監督とス・ウ脚本コンビによる感動ドラマ。急激な都市開発が進む重慶の旧市街を舞台に、一軒の屋台を営む女主人・ションヤンが、明日の身に怯えながらも、身に降りかかる不幸にめげず懸命に生きる姿を描く。
...そういう映画か? えっと...違う部分を引用しますね。
変動著しい現在の中国をしっかりと見つめ、大都会に生きる女性の喜び、悲しみ、不安を描き出した心揺さぶられる熱く激しいストーリー。
この「ションヤンの酒家」はレンタルしてさっき観終わったところです。 この作品はオススメ出来ます、断言出来ます。 中国は重慶の飲食街、それも宅地化されるとのことで立ち退き間近か?みたいな場末も場末、どん詰まりの感ある飲食街であります。 そんな中で店(酒家)を営む女性ションヤンが主人公。 このションヤン演じる陶紅(タオ・ホン)さんの美人っぷりに先ず脱帽。 そしてそのアンニュイさに感動であります。 それを観るだけでもこの作品の価値はあります。 また「場末」という雰囲気をこんなにも分かりやすく具現化した作品はブレードランナー以来でありましょう(←ゴメン、ちょっとベクトルが違かった)。
笑ってしまう事にションヤンさんの家庭事情は複雑で、普通だったらメゲてしまうところです。 けれどもそこは「映画」(笑)。 頑張って生きている...というのが表面的なところで、結構したたかに生きてます。 大盛り上がりとかはありませんが、感情の流れとでも申しましょうか、情感への没入の容易さは奇跡ですらあります。 なんでこんなにスムーズに観てしまうんだろう...ってなものです。
最後の方で主人公の恋がグニャリと捩れてしまいますが、それが落とし所をきっちりこさえておりまして、呆気なく終わるラストを消化不良にさせずに済ませております。 いやはや、これは「買い」かも知れない。 ただ、特典映像の内容はどうかと思うぞ。



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