グライド・イン・ブルー
本筋から入らないのが私流であり、最近は失敗してんだか成功してんだかわからないのではありますけれども、この「グライド・イン・ブルー」という映画に関しては、何故か引き合いに出される「イージー・ライダー」を実は私が未観という事もあり、矢張り今回も私流。 だったらさっさと先に本筋からアタリを付ければ良いのにと、自分でさえ思いはしますけんども、どういう理由からか遠慮してしまう。 不思議というか困ったというか。
荒涼としたアリゾナを背景に、夢破れた男たちの挫折を描いた青春ドラマ。刑事に憧れるアリゾナの白バイ警官・ジョンは、街で起きた自殺と見せかけた殺人事件を他殺だと見抜き、刑事に抜擢される。しかし、そこで彼は権力の恐ろしさを思い知らされる。
世界的に活躍するバンド「シカゴ」の名プロデューサー、ジェームズ・W・ガルシオの初監督作品。荒涼としたアリゾナを背景に、1970年代アメリカの青春を描く。ハーレー・ダビッドソン最高級モデル「エレクトラ・グライド」も登場する。
原題は「エレクトラ」が先頭に付いて「Electra Glide in Blue」なのだそう。 上でも引用しましたが、ハーレー・ダビッドソン最高級モデルなんだそうですね(参考リンク)。 最後の方で主人公の(元)同僚がこれを買います。 んでジャンプして乗ったり大変な事になって、揚げ句の果てには(略)なのですが...。
シカゴのプロデューサー云々という事で、ひょっとしたら正当な評価を得ていないのではないかと勘ぐる私には、この映画はなかなかの出来映えに映ったのであります。 ん?「出来映えに映る」っていう言い方は駄目な日本語? まぁいいか。 話は変わりますけれど、感嘆符をやたらに使ったり、語尾の伸ばしにチルダを多用するのってアレ、格好悪いですね。 それと...(爆)の多用ね。 そんなに自爆してたら体が持たんです。
さておきこの映画。 現在制作するとすればその中で、一先ず30人は死にますし、車は60台位いや100台は無駄に御釈迦になりましょう。 ドラッグは実際に打つし、核戦争の脅威が不穏に国民の上に覆い被さります。 きっとこれはソビエトの陰謀、或いはキューバも関係しております。 米帝は即座に軍備の増強を行わなければならないし、朝起きたら片手にバーベル、片手でコップに卵を2つ落として飲まなくては白バイにすら乗れません。 多分。 っていうか全然ウソ。 ...こう、言いたいのは現在であればもっともっと派手に演出されるんだろうね、っていう事です。 直接関係ないエピソードなんかも絡ませちゃったりしてね。
が、この1973年制作(だか公開)の作品は、ストイックであります。 最悪かと思っていたテンポも以外に良く、オープニングですっかりツカミはオッケーになってしまった僕の私は、ダレる事なく観切ったのです。 舞台がアリゾナという事が強く関係していると思うのですが、尋常ではない退廃感がそこにはあり、その中で殺人課への移動を強く望んでいる主人公との対比が、正気ではないアメリカの70年代を見事に映し出しております。 そして本当に素晴らしいラスト・シーン。 マデュラの演奏シーン等、見所はなかなかにあります。
嫌いな人には全然受け付けないでしょうけれど、特に拘りを持っていないのであれば是非ご覧あれ。






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