Nowhere (でなくて「1 & Freedom of Speech」)
最近は、車で音楽を聴くのが苦痛になってきておりまして、そうなるといつ音楽を聴けばよいのかわからなくなってはきますけれども、取り敢えず帰宅してから合間みて聴いてはおります。
そんな最近のヘビー・ローテーションはPhantom Band(ファントム・バンド)のNowhere...じゃありません。 このSpoonからCD再発されている1984年の作品よりも、もっと良いのがSkyからCD化されている「1 & Freedom of Speech」という2on1であります。
特に「1」(実際は「I」)なる1stは、よくよくクレジット読むと
mixed at Conny's Studio by Conny Plank & Holger Czukay.
とか記されておりやがって、矢張りな等と一人ほくそ笑んでしまったりします。 その後のPhantom Bandが単なるニュー・ウェーブ然としてしまった(一概にRene Tinner氏を責めるのではありません)のに比べ、この作品では「その後のジャーマン」と申しましょうか、最後の一踏ん張りとでも申せば良いでしょうか、その訳の分からなさに怪しさというか深みが携わり、聴き手を迷わせる要素が残されております。
しかもよくよくクレジット読み続けますと
Rosko Gee : Bass & Vocal
とか書いてある(!)。 これまで意識して聴いていなかったのがバレバレでありまして反省。 M1なんてクイーンのボーカルとストーンズのボーカルを足して3.1位で掛けて変態度をてんこ盛りにしたようなポップさであります。 あ、ゴメン。 今の取り消し。 勢いだけで書いちゃった。
...でもアレです。 Phantom Bandが今一つなのは、他の作品を絡めて聴き通してみると判りまして、結構軽薄であります。 個人的な見解で申し訳ありませんが、この軽薄さが80年代を象徴しているように思われ、更には私が80年代を評価していない要因でもあります。 魂が80年代に入ってストンと抜け落ちてしまったかのような虚脱感。 音は無闇にギラギラしていつつも、薄っぺらであり且つ中身は空洞っていう曖昧さ。 こういうのが好きな方もいらっしゃいましょうけれど、私は苦手。 それもこれも当時聴きまくったから、その反動なのかも知れませんですね。
そんなこんなでPhantom Bandは1stがオススメ。 でも今は売っていないみたいです。 残念無念。





<link>