Human Interface Guidelines:The Apple Desktop Interface(日本語版)
今日のパーソナルコンピュータのGUI(グラフィカルユーザインタフェース)の手本となった、アップル社のマン・マシンインタフェース設計基準を解説する。89年アジソン・ウェスレイ・パブリッシャーズ・ジャパン刊の再刊。
第1章 設計思想(ユーザ側の視点、 一般的な設計原則、 グラフィック使用の原則 ほか)
第2章 Desktop Interfaceの構成要素(スクリーンの構成、 人とコンピュータの接点、 カラー化 ほか)
第3章 仕様(デスクトップ、ウインドウ、スクロールバー ほか)
アップルのヒューマン・インターフェイス・ガイドラインというものはGUIの基礎であり伝統ですが、指針ではあり得ませんでした。 何を隠そう本家のアップル自身がMac OS Xにて、そのガイドラインを破ったからで、ユーザーサイド...特にデスクトップカスタマイズの愛好者からのアラートは少なくとも1つは出現した筈です。
無論、推奨する指針を破ったからと言って、全てのケースに於いて直ちに改める必要はありません。 指針は発展し、アップルのヒューマン・インターフェイス・ガイドラインが更に強化されるのでしか無い、と思われていたにも関わらず、発表されたものが先ず目を惹くのは、キャンディーの様なカラフルなボタン。 青を基調とした、水の流れを模したゆらめきを保ったままのボタンやゲージでした。
指針は発展し、時には前言を翻す事もありましょう。 しかし、色盲を患う人間が居なくなりましたか? コントロールのアピアランスがアプリケーション毎に違う事実に対し、初心者はそれを克服して処理を行うまでにコンピューター、特にGUI文化は日常的になりましたか? 色数が増えた事でアイコンは認視性を高めましたか? 認視性向上の為に大きくなったテキストは、モニターの中で窮屈そうではないですか? 我々はその順応性に於いて新しいシステムに慣れはしましたが、以前の利便性を思い起こすのは罪なのでしょうか。 或いはまた、切り捨てられた利便性は成長にとって阻害であるだけの存在だったのでしょうか。
...なんてな事を考えながら読むにはうってつけの書籍であります。 問題はシステムが用意する事ではなく、システムが悪意に活用するか、に尽きます。





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