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On the Way to the Peak of Normal

delicious はてな この記事をクリップ! | 2004年07月28日19:38 | 編集

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Holger Czukayさんの音響というものは独特で、それはCan時代に然りなんですけれども、矢張り彼本人のソロ作品において顕著なのは当然の事であります。 が、となるとどれを買えば良いのか、悩む所でありますし、こないだチャットで相談されまして、手持ちのCDを全部聴き通しましたとさ。

どれ聴いてもいいんじゃないか、って書くととても無責任ですし、エントリーの価値もありませんので私なりに考えてみますってぇと、先ず取っ掛かりですから聴きやすいもの、聴いてて興味惹かれる作品からオススメしなければならないでしょう。

となりますと「Full Circle」に留めを刺します。

クレジットがHolger Czukay/Jah Wobble/Jaki Liebezeitとなっておりまして、最初と最後の人はCan、真ん中のJah WobbleさんはP.I.Lにいた人で、名盤の誉れ高いP.I.Lの2nd「Metal Box」をMetal Boxたらしめた異才ベーシストであります。 そうそう、CanとP.I.Lのベースさんが集まった訳でありまして、且つ両者さんともに私の敬愛するベーシストさんであったりもしますから、もう素敵な作品。 というよりも、Jah Wobbleさんのバリバリなベースが1曲目から爆発しちゃって困ります。 既にP.I.L状態です。 このフリーキーでダブなベースというものはこの人独特でありますですね。 いやはや。

という事でFull Circleも良いのですが、私は「On the Way to the Peak of Normal」が好き(アマゾンで試聴出来ますので是非どうぞ!)。 アバンギャルドさを兼ね備えたポップという枠で言えば、Full Circleの前作でありますこのOn the Way to the Peak of Normalの方が一歩秀でています。 特に1曲目の「Ode to Perfume」、14分とかありまして、まったりとしたリズムの海を様々な音の波がぶつかり合い、溶け合い、全く別のものを作りあげたりもします。

この音作りというのはどういう発想から生まれるのものなのか。 論ずるのみで結論付けるのが非常に困難なのは、それが余りに感覚的だからなのかも知れません。 この感覚的、というのが曲者で、私なんざ大々大好きなんですけれど、ダメな人は本当にダメでありまして、正直申せばその気持ちもわからんでもありません(笑)。 が、この毒的な部分が氏の特徴でありますから、翻して言えば、氏の音楽からその独特の毒を抜いてしまえばアンビエントになるのであり、だったらアンビエントに特化して聴くべきだ、となります。

そして泥沼に自ら身を沈めたいのであれば、迷う事なく私は「Canaxis」をお奨めします。 Holgerさん、出発点から既に手法は決定されており、何が何でも短波ラジオなんですね。 ラジオからの音源をカットしてコラージュする氏のこの手法は、最早出発点で完成されてます、っていうか、この1stってそんな内容です。

但し、冷たい...醒めた感じではありません。 何となくノスタルジックな、優しさと穏やかさが含まれた、表現の難しい安心感がそこにはあります(捕捉しますとこれはジャーマンロックというよりも現代音楽です)。 この後にCanですから、どういうキャラクターなんだよこの人、って気持ちは結構あります。 たいがいにしろって話です。

とりあえずHolger Czukayについてはこの3枚がマストかな、と思います。 Canを期待しますと肩透かしを食らいますのでくれぐれもご注意を。 先ずは試聴してみてくださいませ〜。

(っていう感じの話をチャットでしましたです)




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