天国と地獄
黒澤明監督作品をまともに観たのは最近で、案外自分は有名どころを観ていないんだなって実感と、おらぁ公休の日は映画しか観ていないんじゃないかって実感と、これらは入り交じって複雑な気持ちではありますが。
一応平日も映画観てます。
会社の重役のセガレが誘拐された、と思いきや人違いで、その重役の運転手のセガレが誘拐されちゃったのでした。 身代金を要求されるも、全財産を小切手にして自社の乗っ取りを計画している我が身には...みたいな感じ。 というか途中からストーリーのパワーバランスが移行してしまうので、そんなに真剣にストーリーを追わなくても良さげ。
モノクロなんですけどコントラストが強めでパキパキしてまして観易く、且つ日本語字幕付きなので台詞が判りやすく、その点では好感触な映画。 ただ、それ以外だと、撮影当時は斬新だったのかも知れませんけれども、どうにも消化し切れていない印象を払拭出来ず、もっと芝居然となった方が良かったのではないかと思われました。 じわじわ攻めていくようなプロットだとは思いますが、途中で萎えて寝てしもうた私です(急いで巻き戻したら眠ってしまったのは5秒程ではありました)。 また、こう...撮影に対しての余裕みたいなものがありまして、それが緊張感を損なう結果として露呈されたのではないかとも勘ぐり、も〜私はクロサワ作品を観る資格は無いのかもしれません。 或いはまた、「世界のクロサワ」というものを事前に過大評価していたのでしょうか。 ぁぅぁぅぁぅ。
名古屋章さんの好演が注目に値します。 が、私はこういう観方しか出来ないのか。
(反省中)
モノクロ映像のなか、一瞬カラー着色がほどこされるショッキング・シーンは観てのお楽しみ。後に『踊る大捜査線』映画版で、このシーンがパロられていた。
ただ、これは流石の私も「あっ!」と息を呑みました。 でもそれだけで、オリジナルであるこの作品でこのシーンがショッキングだったかどうかはかなり疑問です。
正直言えば、そんなにオススメしません、この映画。 何か知らないけどDVD高いし。





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