闇のカーニバル
町蔵ファンだった私の前妻をして「失望するから観ない方が良い」と、という事は君は観たんだね?っていう少しばかりの突っ込みスペースを残しつつ言わしめた「ロビンソンの庭」を、相当昔にレンタルビデオ屋さんでレンタルして家で観た時、なんというタイミングの良さでしょう、前妻は代官山に買い物に行ってしまったという。
その時私に印象づけたのが太田久美子さんの存在であります。 が、良い印象ではなくて、正直言えば悪い印象「だけ」で、キャストを換えるべきだったのではないかと、太田久美子さんのどこが良いのか皆目見当がつかない私は思ったものでした。
それからもう10年位経つのでしょうか、この度同じ山本政志監督の作品「闇のカーニバル」を観る羽目になりました。 と申しますか、自ら進んで観ました。
主役は太田久美子さん(笑)。
子持ちの女性ロッカーさんが別れた旦那に子供を預け、新宿の街を彷徨い、闇に溶け込む...という感じの筋書き。 ここで重要なのが舞台が80年代初頭の新宿という事です。 80年代の新宿というものは、この映画では闇にスポットを当てておりますけれども、全体を闇で、しかも私が包んでどこかに隠してしまいたくなるほどダサく、ダサく、映像を観るだけで爆笑してしまう程であり、何故に私がここまで過剰反応するのかわからない程ではあります。
だので、そんな楽しくダサい新宿と、どこが良いのかわからない太田久美子さんを中心としたこの映画ではありますが、そこから太田久美子さんを引いてから観直してみるとあら不思議。 これはなかなかに興味深い資料として再評価出来てしまいます。
個人的には好き(但し、太田久美子さんを除く)。
しかしオススメは出来ません。 レンタルでどうぞ...って、アマゾンでは在庫切れでやんした。





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