007は二度死ぬ
007シリーズの中でどれが一番好きかと訊かれるのが一番困る事でありまして、どれがとは決められません。 けれども、どれがキワモノかと訊かれれば迷わずこの「二度死ぬ」を挙げなければなりません。
これ、3回観ました。 最初は007特有の大人な世界に感動しました。 次は日本の捉え方の歪さに笑い、3度目の今日はその歪さを再評価した次第です。
そもそもにおいて、日本の風土や地形等をきっちり踏まえて映画を撮ったところで、特に007なんてなものが成立するとは思えません。 或いはまた、地下鉄(丸ノ内線)を****(←ネタバレになるので実際に御覧あれ)にしてしまう筋書きを、常識的に判断して批判してみたところでそれは、観る側の度量の狭さを暴露してしまうだけなのでもありまして、そういう細かい部分はキレイサッパリ捨て去って、単純に楽しんで、又は腹を抱えて笑い転げて観るべきです。
しかしながら残念な事に、オリエンタルな少々おかしな日本像の印象があまりにも強過ぎて、007特有の大人な世界が「他の作品に比べて」薄まっているように見受けられたのが残念な点です。 とは言えそんなにあれこれてんこ盛りにも出来ませんでしょうし(笑)、それだから観るべきではないと申し上げているのでもありません。 この映画は是非観て下さい。 っていうか007はことごとく観やがれ! 俺もそうするね。
舞台が日本という事で、丹波哲郎(タイガー田中)さんと浜美枝さん、若林映子さんが出演されてます。 これを目当てに観るのも一興ですけれども、一興と言えば絶対に見逃さないで欲しいのが特典映像であります。 この映画の撮影に於ける苦労話なんていうのは、事日本人相手であれば言葉の壁が先ず立ちはだかり、それはそれは観ていて興味深いところですし、それ以外にも例えばオートジャイロの話、またはその空撮の話等、本編を観た後では本編以上に面白く観る事が出来るでしょう。
いやぁ、映画って本当に(シベリア略)





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