荒野のダッチワイフ
原題は「恐怖人形」との事で、いつの間にこんなタイトルになってしまったかは不明ではありますけれども、脚本家で有名だったらしい大和屋竺さんの監督による1967年の映画。 大和屋竺さんって、お名前は以前より知っておったのではありますが、若松プロ系の人だという認識だけが私にはあり、ルパン3世とかの脚本を手掛けていたという事実は、実を申しますと今日知りました(恥)。
雇われた殺し屋がおりまして、殺す相手は自分のスケ(笑)を殺した、「3時」に殺した人なのでありました、という感じの内容。 決闘も「3時」に決まったのですが、その12時間前の「3時」に相手が部屋に乱入し...このあたりから俄然面白くなりまして、ネタバレになるのでこれ以上は書けませんけれども、とても良い映画なのであります。 低予算のピンク映画という括りでありますけど、えぇっとピンク映画的な要素もありますが、タイトルと合わせて固定観念に捕らわれてしまいますとどうなんだろう。 以外や以外、かっこいい映画だった、と私なんぞは思ったのです。 でも、見事に固定観念に捕らわれるとこの映画自体を観る気にならなくなってしまう危険性がありますので、先ずは先入観をどうにか克服しなくちゃなりませんでして、ややこしい事であります。
主人公を演じる港雄一さんの、何とも言えない不条理がまとわりつくハードボイルドさは一見の価値がありましょう。 そしてその不条理なハードボイルドさは、ストーリーに絡みついて薄気味悪く崩壊し、妄想にとってかわって無様な結果を誘因するところです。 が、それが見所だったり。
人力ストップモーションや、生身ダッチワイフ等、腰砕けになるシーンもプチ盛り沢山です。
なにげに梶芽衣子さん主演で大和屋竺さん脚本の「野良猫ロック セックスハンター 」も観てみたくなりました。 DVDにならないかな〜。






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