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Future Days

delicious はてな この記事をクリップ! | 2004年02月28日23:09 | 編集

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このジャケットは、現時点で見ると内容にそぐいませんので所謂「ジャケ買い」に遠いところです。 とりあえずアマゾンのレビューを引用します。

 1990年代、テクノ、音響派などのミュージシャンがこぞってリスペクトを表明したことにより、一気に再評価の熱が高まったジャーマン・ロック。その中でも、カンは特別な存在だ。ジャズ、現代音楽、アフロビートなどさまざまな要素を取り入れた快楽的かつ知的なリズム。音の響きそのものに対するこだわり。70年代当時のロック的文脈とはまるで違う価値観で実験を繰り返した彼らが蒔いた種は、90年代に入り一気に開花した。
 1973年発表の本作は、彼らの最高傑作と賞されることも多い作品だ。タイトル曲<1>における、規則正しいアフロ的リズム、鳥の鳴き声や水流などのSE、電子音、ギター、ダモ鈴木の囁くようなヴォーカルなどの音の重ね方は例えようもなく美しい。20分の大曲<4>でも同様の美しくもゆるやかな音響ワールドが展開される。
 トータスをはじめとするシカゴ音響派やモグワイ、ゴッド・スピード・ユー・ブラック・エンペラーなどポストロックと呼ばれる一派、さらにはバッファロー・ドーターやコーネリアスといった日本の先鋭的なミュージシャンに至るまで、カンから直接的、間接的に影響を受けているアーティストは枚挙に暇がない。彼らのファンにはぜひとも聴いておいてほしい1枚だ。

CANはドイツのバンドで、結成されたのが1960年代後半という事もあり、サイケのカウンターを受けた事由は勿論ではありますが、それ以前に(ボーカル以外の)演奏出来るメンバーが元々相当な音楽的知識及び演奏技術を備えてい、その上で「ロック」的アプローチをこのバンド(ユニット?)で行った事に意義を見出せそうです。

詰まり、(フリー含)ジャズやクラシックをレジュメに置いたミュージシャンがロックを構築する経緯と相成るところではありますが、最初期に於いてボーカルを適当に探して迎えたハプニング的要素や、それを次のボーカル探しにも通した追究性、そして得たボーカリスト「ダモ鈴木」がグループの存在を音楽的に越境させたまま完成度を高め、この作品で「脱退」という「役割を終えた」経緯までがCANというバンドだったのではないかと私は思うところです。

ここで聴かれる音楽は、ジャンルで言えばアンビエントな解釈を以て解決出来ます。 しかしその音楽的アプローチは、自己の深層の精神をゆらゆらと目覚めさせ、「曲と言う現実としての段階」をまざまざと覚醒させ、覚醒させた現況をもう一度深く埋もれさせる...言わば聴いてて気持ち良くて眠たくなてしまうようなものです。

以前、MT以前のpadma colorsではこの作品を「海の底にゆっくりと、プランクトンの死骸よろしく降ろす意識の例え」と評しました。

アレンジとは違う、サウンドプロダクションの最良のサンプルとしてこの作品は永遠に評価されるべきであります。 こういう感じの作品が今あるか。 あればとても聴きたいです。




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