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蜂起には至らず—新左翼死人列伝

delicious はてな この記事をクリップ! | 2004年02月25日05:51 | 編集

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もっと他に並べるべき左翼系書籍があるだろ?とか思うのですが、こういう本がツタヤとかで普通に販売されるのを見ると、何とも不思議な気持ちになります。 そして(新)左翼は過去の遺物なのだな、というよくわかんない感慨すら。

私、この著者の小嵐九八郎さんって方を全く知らないのですけど、元活動家で塀の内側に居た事もあるんだそうな。 余談ですが「塀の中の懲りない面々」ってありますが、塀の中に埋まってたらさじかし大変な事でしょう。 懲りる、って話です。

安保闘争、全共闘結成、あさま山荘事件、凄惨な内ゲバ、よど号ハイジャック-。元活動家の小説家が、新左翼運動の歴史を「死人」たちへの思いを込めて綴る鎮魂書。月刊『本』誌連載に加筆・修正したもの。

という内容で、新左翼に興味が無いと何が何だかわかりませんし、そういった向きはこの本を絶対に買いません(笑)。 あ、列伝モノが好きな方は買うかも。 私にとってはなかなかに面白い内容だったんですけど、一般的にはオススメ出来ません。

ところでこの本、雑誌に連載されたのを加筆修正したとの事です。 一体どこを加筆修正したのかわからんちんながらも、恐らく内容を加筆修正したんだろうと私は踏み、文体はそのままなんだろうと思ったところでありまして、興味を持って買って読み始め、途中で読むのがウンザリするであろう要因は、内容では無くてこの文体なのではないでしょうか。 これ、どこかで見た事のある文体だな...とあれこれ記憶の糸を辿りましたら、そうそうこれって知りあいの左翼(ちっく、としておく)なオジサンのメールでした(笑)。 軽薄なこの文体はどうだろう、padma colorsみたいな個人サイトでオナニーよろしく書くのなら許せるし、読みたくなければ読まなければ良いのですけど、金出して買ってこの文体で良いのだろうか、と思います。 著者のレジュメ見て二度ビックリでもあります。 もしこれを「狙って」やってるのなら、逆効果なのですが...。

それさえ我慢出来れば、ターゲットが狭過ぎるようにも思えますけれども、読み物としては面白いです。 あんまり左翼だなんだと囚われずに読む事をお薦めします。




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