肉弾
「肉弾」という言葉自体には、肉を弾にして...肉体を弾として扱い敵に突っ込むという意味がありますが、そういった風を念頭に置いてGoogleでイメージ検索しますと呆れて物が言えなくなりつつも、あぁ...そっちの意味合いもアリかもね、と納得出来る事請け合いです。
岡本監督の戦争への屈折した思い、青春の痛みと感傷が込められた名作。度の強い眼鏡をかけた風変わりな青年「あいつ」を中心に、戦争のむなしさをコミカルに描く。
とアマゾンの解説にはあります。 コミカルというと少々語弊があるようにも感じ取れますが、これは様々な要因を総合したものだと私は思っております。 底辺にあるのはナレーションなのですが、仲代達矢さんの訥々としたこのナレーションがコミカルに聞こえるのは台本のせいなのか仲代達矢さんのせいなのか、はたまた両方か。 但しコミカルと言うよりも、どちらかと言えば疲れ切ってどうでもよくなっている感じと申しましょうか、それとも厭世ちっくと言い換えましょうか、ほのかにほのぼのとしている落差にコミカルさが見え隠れはしております。
...それだけの映画かな、と。 強いて観るなら「観る」よりもナレーションに耳を側立てる映画かな?という所です。
ところでキャストが今からみれば豪華で、それは当時においても豪華かどうか知りません。
軍曹:小沢昭一
軍曹のオカミサン:菅井きん
もしかしたら最強? 尚、天本英世さんが出演されているとこの事ですが、見あたらなんだ。
最初の方で田中邦衛さんが出演されておりますので、昨今のNHK大河ドラマ「新選組!」を(嫌々でも)御覧の私も含めたご苦労さんな貴方達には、田中邦衛さんの当時と現在を比較するに最適のアイテムがこの映画だと言っても構わないでしょう。
進歩していないのか?<青大将
確証が無いので余談としますが、かの大河ドラマでの田中邦衛さんの演技は、どこのだれの差し金かわかりませんけど、ありゃ「田中邦衛さんっぽい演技をする田中邦衛さん本人」なんだそうで、「いかにも田中邦衛さん」なんだそうな。 ですからその辺を差し引いて戴きたい。
蛇足ですがアマゾンでは品切れ中です。




