THE OIMELS
具体名として「Wolfgang Dauner」をpadma colorsで出すのはもしかしたら、エントリーレベルでは初めてかも知れません。 私自身、この人の詳細を殆ど知らないままで作品を追い求めておりました。最初にこの人の作品に触れたのは、MTに移行する前のpadma colorsの頃、「Supercool - A Musikproduktion Schwarzwald Compilation」というコンピレーション聴いてからであり、その衝撃度の高さから(最近の私には珍しいのですが)ソロ作を入手したく、情報を乞うた次第ではありました。
幾つかの情報を戴きました。 しかしながらそれらは即入手には程遠いものであり、私にとっては「幻の作品」になりつつあり、その件「音楽好きなあなたに77の質問」というエントリーに認めたところです。
74. 逆にどうしても手に入れたいアイテムがあれば教えて下さい。
Wolfgang Dauner "Get Up & Dauner"
ここに収録されている
Take off your clothes to feel the setting sun
なる、シタールを絡めた無国籍風な曲が私の琴線に触れたのでした。 当時であればサイケの部類に入る実験的なジャズになるのでしょうけれども、今聴きますとそういった柵は全くに払拭され、エスニックだのオリエンタルだのを疑似的に消化したまさに歪んだ現代を上手に隠蔽しているような仕上がりとなり具現しているのです。 「例えばこんな曲があったらわかりやすく説明出来るのに...」等というアプローチへの前段階的手段が音楽にあるのならば、これこそサンプルでしょう。 シタールから始まるこの曲は、どう考えてもインドっぽくないコーラスに出迎えられ、その時点で多少の破綻を産みつつも新しいジャンルを創造します。 ピアノが辛うじてジャズを留め、リズムのキメを模索するのです。 ここでは、「ジャズ」という音楽ジャンルは残念な事にリスナーに安心を提供してしまう...こんなに笑えて興味深い曲がありましょうか(勿論あります、えぇ)。
なんてな
Take off your clothes to feel the setting sun
のオリジナル収録アルバムがこの「The Oimels」だったりして、しかも国内盤がリリースされていたんだとさ。 迷わず買いました。 そして最近のヘビー・ローティーションだったりします。
これは...特別「マストアイテム」では無いでしょう(笑)。 私は好きですが、それはジャーマン・ジャズだからであり、それ以上に何も言えるところが無いからです。
ジャーマン好きならタマランチ会長なウルトラグレート作品なんですけどね。
一時期ジャーマンものが無闇に評価された時期がありまして、猫も杓子もジャーマンマンセーだった頃があったのを、私は少しばかり残念に思う部分がありました。 しかし、こんな作品が再発されるのですから、良い作品を買えば良いだけだと思うこの頃です。



