儀式
大島渚監督作品の中で私が1番好きなのは「新宿泥棒日記」です。 好きですが、オススメ出来ない。 最初にこれを観ると後が続かなくなるからです。
他のを先に観た方が良いと思う〜。
ところでこの「儀式」、音楽が武満徹であります。 冒頭このクレジットが出ただけで、この映画がどういう雰囲気のものなのかわかります、即座に判明してしまいます。 武満徹が音楽を担当している映画で、後はおまけです、みたいな(笑)。 その位存在感ありまくりの映画。
但し、大島渚が監督ですから、そうは問屋は卸さない、って事です。 しかも、ATG創設10周年記念作品とかな筈、これで悪い訳がありません(時に悪かったりしますので油断なりません)。
大島渚が戦後25年を総括する意味を込めて世に問うた野心作。敗戦後の日本を舞台に、家父長制度の中で生きることを強いられた若者たちの苦悩を描く。
あんまりこういう解説は気にしない方が良いかも。 ストーリーの内容については詳しく述べませんけれども、河原崎建三さんと賀来敦子さんが最初、どこに何の為に行こうとしているのかわかりませんでした。 そんなモヤモヤとした気持ちのまま見続けた訳であります。 答えはラストでわかるのですけれども、わかってしまって唸ってしまいました。 マジかよ〜、って。 で、そのまま狂気入ったまま回帰しちゃうという、何ともすごい作品です。
河原崎建三さんが苦悩してのたうち回っている場面がこの作品の山場だと私は思います。 そしてそこに絡む賀来敦子さん。 何とも言えないエロスがそこにはあります。
そして...そこに重なる電報の表現が...





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