初恋 地獄篇
キャベツをむくと芯が出る。 タマネギをむくと何がでる?
っていう映画です、昔の。
宇野亜喜良のイラストで私としてはお馴染みこの映画、やっとこさ観る機会に恵まれました。 もっとドロドログチャグチャしたアングラかと思いきや、「寺山修司カラーがそこらに出ている」という、そう書けばアングラチックに聞こえるかも知れませんけれども、なんのなんの、そんなにアングラじゃなくて、以外におバカなものでした。 とは言え、寺山修司カラーが出ており、無論脚本は寺山修司なんですけども、モロに寺山修司ではありません。 この「外し所」がこの映画をそこそこに観られるものとさせてくれてます。 それは詰まり、羽仁進カラーなのではないでしょうか(監督は羽仁進、脚本は羽仁進と寺山修司)。 ま、どちらにしても古臭いのには違いありませんです。 上野恩賜公園のあの階段でキスとかしてるしさー。
35年も前だしね。 連れ込み旅館だし。 都電走ってるし。
主演の「ナナミ」を演じるのは石井くに子で、「おぉ、石井くに子かよ!」とか反応したアナタ、それ多分人違いです(笑)。 石井くに子って「女囚さそり 第41雑居房」にも出演してますです。 父親殺しの女囚で、犯され殺され、さそり魂に火をつける事になる言わば起爆剤さんです。 初恋 地獄篇よりも「さそり」の方が良いですね。 いや、良いとか良くないという言うレベルじゃなぁないのですが。
内容的には炉とかウホッ!とかSMとか、そんなダークなモチーフも含まれております。 しかしながら今この2003年も終わりを迎えようとしておりますが、今観れば可愛らしいものです。 全然オッケーオッケー。 逆に物足りないかも知れません、ってーか物足りません。 それでもこれはこれで良しです。
ところでラストを観てふと思ったのです。 ネタバレになるので詳しくは書きませんが、声をかけられたのはありゃ不忍池の筈です。 北から南にカメラが向けられ、詰まり不忍通りに向かって撮られます。 で、逃げるんですけど、両側を緑で囲まれた都電線路をバタバタ走るんです。 位置的にこれはどこなんだろう。 動物園の中なのかしら。 それとも不忍池沿い?





